ペンタブのショートカットキーが使いにくい理由と左手デバイスの導入
ペンタブのショートカットキー
リモートワークがメインとなり、半年ほど前にペンタブを導入した。
リモートワーク用にペンタブ導入した pic.twitter.com/G7Co5PyPaH
— kafort (@kafortt) 2020年7月22日
ちょっとした図を書いて説明するときや署名などに便利に使ってきたが、ショートカットキーに全く慣れない。私のペンタブ(XP-PEN Deco 01 V2)は8個のショートカットキーがあり、Ctrl+Zやズーム等を割り当てた。この片手で8個というボタン数は他の入力デバイスと比べるとかなり少ない。例えばキーボードであれば109個のキーを両手で扱い、愛用の多ボタンマウスであれば片手で12個のボタンとポインティングを行っている。
これほどの数のボタンを普段から使っていながら、なぜたった8個のボタンに慣れないのか考えると、手前から奥に1列に並んでいるせいであろう。人間は手を机に乗せたとき、人差し指から小指は自然と右から左または天板と垂直に並ぶ。故に横長のキーボードやピアノを快適に扱うことができる。しかし、ペンタブのボタンは手前から奥に並んでおり、キーを選択するためには人差し指と親指を手前と奥に行き来する必要がある上、中指から小指を持て余す。
かといって腕を回転させ、下図のように操作すると腕と手首が疲れ、左側のスペースを無駄に専有してしまう。
左手デバイスの導入
解決策としてショートカットキーに見切りを付け、他の左手デバイスを導入することにした。導入したのはペンタブと同じXP-PEN社のAC19 Shortcut Remote(以下AC19)である。
さてこのAC19、左手で持って操作することも置いて操作することもできるが、キーボードも打つときに持ち直すのが面倒なので置いて操作することにする。この際、ロゴ通りに縦に置くよりも横に置いた方が中指から小指でキーを打ちつつ人差し指でダイヤルを操作できて使いやすかった。
しばらくいじってみるとペンタブよりは格段に操作しやすいが、親指を持て余していることに気づき、ボタンかダイヤルが欲しくなり引き出しを漁っているとひらめいた。
\ドン!/
ダンボールを両面テープとマスキングテープで接着しただけという手作り感満載だが、これで親指でダイヤルを扱えるようになった。ちなみにこのマウスはG1ボタンがたまに反応しなくなった元愛用マウス(ELECOM M-DUX50BK)である。マウスの光学センサーを塞ぐことでポインティング機能を無効化している。マウスホイールのチルトと右クリック含めて任意のショートカットを割り当てられる。
ネタ感満載の見た目に反して使い勝手はかなり良い。親指は他の指を固定したときに最も自由に動ける指であるため、*1AC19でボタンを押しながらマウス側の操作が非常にやりやすく、ダイヤル関係のショートカットの割当が捗る。AC19が無線仕様なのが裏目に出て電池交換が面倒なのがマイナス点か。あとAC19側のダイヤル使わなくなったしプログラマブルテンキーの方が良くね?
おわり
お目汚し失礼しました。
*1:他ボタンマウスで親指の役割が多いこともこれの影響だろう